フレンチ・ホラー界の鬼才アレクサンドル・アジャ製作『マニアック』のフランク・カルフン監督が仕掛ける絶望に満ちた極限のサバイバル・スリラー!
『ハイテンション』『ヒルズ・ハブ・アイズ』といったホラー映画史に残る残虐な衝撃作から、『ルイの9 番目の人生』といったミステリー・スリラーにも定評のあるフランス・ホラー界の鬼才アレクサンドル・アジャがプロデュース。『ハイテンション』を彷彿とさせる理不尽な物語の始まりや、容赦ないスナイパーの仕打ちはアジャのスタイルが色濃く反映されている。監督はアジャと長年タッグを組み、『P2 』や80 年代の同名カルトホラーをリメイクし、イライジャ・ウッドが新境地を見せたことでも話題となったバイオレンス・スリラー映画『マニアック』などで知られるフランク・カルフン。ホラーファン待望の無慈悲な最狂タッグが放つ、逃げ場なしの極限のシチュエーションで繰り広げられる、一瞬たりとも気の抜けないサバイバル・スリラーの新たな傑作が誕生した。コロナ禍後の、人々の生活や価値観が変化し混沌とした世界を舞台に、謎に包まれた正体不明の残虐無比なスナイパーと、その餌食となってしまった女性のサスペンスフルでスリルに満ちた恐怖の一夜を描く。
原案はスペインのインディーズ・スリラー映画『シャドウ・スナイパー』。設定に惚れ込んだプロデューサーの一人が監督に企画を打診し、孤立無援のガソリンスタンドでスナイパーにひたすら狙われ続けるという設定を最大限に活かしながら、コロナ禍後の混沌とした社会を舞台にすることでアメリカ社会の“今”を物語に反映させつつ、よりスリリングかつより残酷に映画を生まれ変わらせた。
主人公のアリスを演じたのは、『屋敷女』のコンビが監督を務めた水中ホラー『ザ・ディープ・ハウス』で注目を集めたカミーユ・ロウ。ヴィクトリア・シークレットやルイ・ヴィトンなど数々のハイブランドのモデルも務めてきたカミーユだが、本作では製薬会社でSNSマーケティングを担当し、好きでもない同僚と不倫する性悪女を好演。血だらけでボロボロな姿になりながらも、店内の物を駆使するなどして、必死に生き抜こうともがく姿が印象的だ。