アンフェア the special ダブル・ミーニング――二重定義

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アンフェア the special ダブル・ミーニング――二重定義

雪平夏見(篠原涼子)の後任として望月陽(北乃きい)が配属された警視庁捜査一課特殊犯係で、目的不明の集団誘拐事件が起きる。過去の傷癒えぬ山路(寺島進)、敏腕プロファイラー元園部(山本…

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本編

アンフェア the special ダブル・ミーニング――二重定義

アンフェア the special ダブル・ミーニング――二重定義

  • 94分 
  • 8日間 330 pt 〜

捜査一課特殊犯係の管理官・山路哲夫(寺島進)は、理事官の小久保祐二(阿部サダヲ)らとともに、科捜研の研究員・元園部恭輔(山本耕史)による講義を受けていた。元園部は捜査におけるプロファイリングの有用性を力説するが、山路は上の空だ。 その頃、警視庁の正面玄関に、パーカー姿にキャップをかぶった一人の少年が立っていた。すぐそばで女子高生が立ち番の警官に父親の捜索を訴えているのを聞くと、少年は自分が請け負うと話す。少年のように見えたのは、翌日から雪平夏見(篠原涼子)の後任として特殊犯係に配属されることになっていた望月陽(北乃きい)だった。 女子高生・水野カナ(荒井萌)を連れ特殊犯係にやってきた望月。そこへ、男の声で「4人の男を誘拐した」という犯行声明の電話が入った。読み上げられた人質の中には行方不明のカナの父・水野義之(桜井聖)の名前も含まれている。イタズラではないと 確信する望月。しかし、犯人の要求は「今夜7時15分までに東京タワーを夏にしろ」という不可解なものだった。望月は犯人の素性をさぐろうと電話対応するが、犯人はマニュアル通りの対応だとあざけり、電話は切れた。 講義中の会議室に飛び込み、管理官である山路に捜査開始を求める望月。しかし身代金の要求もない不可解な犯行声明に、小久保はいたずらだと一笑に付し、山路も気の無い返事をするばかり。 その頃、検視官の三上薫(加藤雅也)は、北海道へ転勤するはずの刑事・雪平夏見(篠原涼子)から、突如ロスへ行くという内容の電話を受けていた。その直後、通りかかった望月から事件を聞いた三上は、謎かけのような犯人の要求に興味を抱き、望月の捜査に協力することに。 カナに必ず父親を探し出すと約束した望月は、捜査本部も作られない中、三上と要求にこたえる方法を探って奔走するが、無情にもタイムリミットは過ぎてしまう。翌朝、東京タワーに近い公園で「俺を無視した罰だ」という張り紙とともに箱詰めにされた男の死体が発見される。 警視庁に殺人事件としてやっと捜査本部が立ち上がる。事情を知った元園部は、犯人像をプロファイルし、他の人質も殺される危険性があると指摘する。が、警察の初動ミスを公にしたくない小久保は、誘拐事件ではなく単なる殺人事件として処理しようとする。山路までもが小久保に同意するのを目の当たりにし、望月は山路に猛反発。それを見た三上は望月に、山路が仕事への意欲を失った理由を聞かせる。3年前に起きた警察病院占拠事件で、山路は信じていたはずの恋人と仲間に裏切られ、さらに恋人を亡くした。それから失意の日々を送るようになっていたのだ。 かつて雪平が使っていたデスクに着任した望月に、犯人から再び電話がかかってきた。2つ目の要求は「今日の午前11時15分までに、俺を東京で一番有名にしろ」というもの。マスコミを通じて事件を公表してほしいと訴える望月だが、警察のメンツを優先する小久保は、一つ目の殺人を隠ぺいし、マスコミに漏れる前に犯人を逮捕しようと画策、元園部のプロファイルも聞き入れようとしない。 業を煮やした望月はテレビ局に直談判で掛け合う。冗談でディレクターが提案したことに、本気で身をていして危険を冒そうとする望月。2度目のタイムリミットが近づいている。その時、望月のもとに現れた山路は、望月の腕に何かの印のような火傷の痕を見つける。それは望月の忌まわしい過去につながる傷痕だった…。

『アンフェア』シリーズ