湖の女たち

登録して視聴ポイントと
おトクなクーポンをゲット!

今すぐ無料トライアル

湖の女たち

『さよなら渓谷』以来となる吉田修一×大森立嗣のタッグが実現 「世界は美しいのだろうか」ー今、私たちは真実に目覚める  『パレード』『悪人』『横道世之介』『怒り』など数多くの小説が映…

予告編再生

予告編を視聴

『湖の女たち』の動画一覧

本編

湖の女たち

湖の女たち

  • 141分 
  • 2日間 770 pt 〜

琵琶湖にほど近い介護療養施設・もみじ園で、市島民男という100歳の老人が不審な死を遂げた。死因は低酸素脳症。市島の命をつないでいた人工呼吸器は、異常を検知するとアラーム音が鳴る仕組みが何重にも施されており、機器に不具合があった可能性は極めて低い。西湖署の若手刑事、濱中圭介(福士蒼汰)とベテランの伊佐美佑(浅野忠信)は殺人事件とにらみ、当直の介護士ふたりと看護師4人への事情聴取を行う。その対象のひとりである介護士、豊田佳代(松本まりか)は、圭介の鋭くも異様な陰りを帯びた視線と威圧的な口調に華奢な体を強張らせた。 伊佐美は介護士の松本郁子(財前直見)への疑いを強めていく。圭介は真面目で犯行動機も見当たらない松本をシロだと感じたが、気性の荒い伊佐美は「誰かが犯人なんや。なら松本でいいやんけ。お前、ほんまアホやな!」とまくし立て、圭介の頭をひっぱたく。先輩である伊佐美のパワハラじみた指示に盲従する圭介は、無言でうつむくばかりだ。 その捜査の陰で圭介は、出産間近の妻、華子(北香那)がいる身でありながら、いつも自分に対して極度に脅えたような反応を見せる佳代への歪んだ欲情に駆られていく。ある夜、衝動的に佳代の家に向かった圭介は、おそるおそる玄関から出てきた彼女ににじり寄り、「ゆえや、会いたかったって」と一方的にサディスティックな言葉を投げつけた。 伊佐美と圭介による松本への追及は苛烈さを増していった。ついには「施設の待遇に不満を抱き、その恨みを晴らすために市島を殺害した」というでっち上げの調書へのサインを迫る。連日長時間におよぶ恫喝まがいの取り調べに憔悴した松本は、署からの帰りに衝突事故を起こして病院送りになった。 この事故をきっかけに刑事たちの暴力的な取り調べの実態が表面化し、西湖署には大勢のマスコミが押し寄せてくる。しかし署のメンツにかけても、事件の迷宮入りは許されない。伊佐美と圭介は痛々しい姿で退院した松本をさらに厳しく締め上げるが、松本はいわれなき罪を断固として認めなかった。一連の捜査でストレスをため込んだ圭介は、佳代への理不尽なつきまといを繰り返し、佳代もまたその極限の恐怖のなかで、内なる倒錯した欲望を覚醒させていく。

PV