100分de名著

宮本常一“忘れられた日本人” (4)「世間師」の思想(最終回)

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あらすじ

かつての日本では「世間師」を呼ばれる人たちが集落に存在し「旅」を通じて新たな刺激や知恵を集落にもたらしていく仕組みが働いていたという。その営みは、宮本自身が民俗学という学問を通じて実践しようとしていた、地域社会を豊かにしていこうという営みとも重なり合う。第四回は、「世間師」や「伝承者」と宮本が呼んだ人々が共同体にもらたらした豊かなものに迫っていくとともに、宮本が民俗学を通して何を実践したかに迫る。

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『100分de名著』の動画一覧

PV

[お試し] フロイト“夢判断” (3)エディプス・コンプレックスの発見再生
[お試し] フロイト“夢判断” (3)エディプス・コンプレックスの発見
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「エディプス・コンプレックス」はフロイトの偉大な発見、彼はこれを無意識的な「心の生活」の中核に位置づけた。これにより彼は無意識における「愛」と「セクシュアリティー」の重要性を明らかにする。そもそも、彼が発明した精神分析は、患者が分析家に抱く「愛」を動的な原理として活用するもの。なぜなら、神経症は、幼児期の愛情生活の破綻に起源をもつからだ。第三回は「エディプス・コンプレックス」とは何かを解明する。
[お試し] フロイト“夢判断” (4)無意識の彼岸へ(最終回)再生
[お試し] フロイト“夢判断” (4)無意識の彼岸へ(最終回)
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フロイトは「快原理」「現実原理」という二つのプロセスから、より克明に「心の中の葛藤」を説明していく。更に晩年、彼は「生の欲動」と「死の欲動」を対立させる欲動二元論の導入によって、それまで説明できなかった「自死」「(他者への)暴力」「(アルコールや薬物への)依存」を解明する手がかりを得た。第四回は「夢判断」後半で展開される理論と、晩年のフロイト思想の根幹に迫ることで、彼の理論の深い意味を明かす。
[お試し] トーマス・マン“魔の山” (1)「魔の山」とは何か再生
[お試し] トーマス・マン“魔の山” (1)「魔の山」とは何か
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主人公ハンス・カストルプは、病と死の臭いが蔓(まん)延したこの施設の退廃的な雰囲気に翻弄される。日常とは異なった独特の時間が流れ、不意打ちのような事件が相次ぐこの「魔の山」は一体何を象徴しているのか。成熟の果てに、生と死の間で宙づりになった西欧の市民社会の行き詰まりが描かれている。第一回は、執筆背景にも触れながら、「魔の山」の時空の中に象徴的に表現されている近代社会の病弊と限界について考察する。
[お試し] トーマス・マン“魔の山” (2)二つの極のはざまで再生
[お試し] トーマス・マン“魔の山” (2)二つの極のはざまで
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セテムブリーニは、平地に戻るようハンスを諭し続けるが、退廃的な香りを身にまとったショーシャ夫人に強烈にひきつけられるハンスは、あたかも彼女に誘惑されるかのごとくこの施設に封じ込められていく。やがて自らの中にも結核の徴候を見いだされたハンス。「生の力」と「死の力」に引き裂かれ続けた彼は、ついに「死と病の空間」に閉じ込められるのだった。第二回は、「生と死」の問題にどう向き合っていけばよいかを考える。
[お試し] トーマス・マン“魔の山” (3)死への共感再生
[お試し] トーマス・マン“魔の山” (3)死への共感
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過激な思想の持ち主ナフタとセテムブリーニはことあるごとに激しく論争し、ハンスも巻き込まれる。二つの思想の間で葛藤し続けるハンスをよそに、従兄のヨーアヒムは従軍することを決意して下山する。残されたハンスは、雪山で遭難しかけ、生と死は決して切り離すことはできないと気づくが、生還後、なぜかそのことを忘れてしまうのだった。第3回は「生」と「死」の深い関係について深く考察していく。
[お試し] トーマス・マン“魔の山” (4)生への奉仕へ(最終回)再生
[お試し] トーマス・マン“魔の山” (4)生への奉仕へ(最終回)
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ペーペルコルンのカリスマ性はナフタやセテムブリーニの言動をかすませるほどだったが、突然自死に至る。彼亡きの後の「ベルクホーフ」は限りない混とんへ。決闘沙汰の果てにナフタも自死。そんな中でハンスは、ヨーアヒムの霊との再会を通して、生についての深い気づきを得、戦争の轟(ごう)音をきっかけに自ら戦場の只中へ向かうのだった。第4回は、ハンスが最後に辿り着いた境地の意味を読み解いていく。
[お試し] 宮本常一“忘れられた日本人” (1)もうひとつの民俗学再生
[お試し] 宮本常一“忘れられた日本人” (1)もうひとつの民俗学
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宮本常一の民俗学には、ある独自性がある。柳田国男が目には見えない民間伝承、民間信仰を元にして「心」を手がかりに日本人を明らかにしようとしたのに対し、宮本は、風物、技術、生業、慣習、日常のさりげない行為、民具など、目に見える「もの」に注目することで、民衆の生活意識の根本を明らかにしようとしたのだ。第一回は、宮本常一が立ち上げようとした「もうひとつの民俗学」の構想を明らかにしていく。
[お試し] 宮本常一“忘れられた日本人” (2)伝統社会に秘められた知恵再生
[お試し] 宮本常一“忘れられた日本人” (2)伝統社会に秘められた知恵
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民俗学者・宮本常一が注目したのは、何日も何日も話し続け反対意見や不満を全て吐き出させることでみんなが納得できる落としどころを探っていく「寄り合い」だった。そこには私たち現代人がよってたつ民主主義システムが失ってしまった知恵があふれている。第二回は、地域社会に根づく「民俗的システム」がどのようなものなのかを明らかにし、効率性の名のもとに現代社会が見失ってしまったものを浮き彫りにしていく。
[お試し] 宮本常一“忘れられた日本人” (3)無名の人が語り出す再生
[お試し] 宮本常一“忘れられた日本人” (3)無名の人が語り出す
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従来の歴史学では、庶民はいつも支配者から搾取され反抗のみを繰り返してきた、貧困で惨めな存在として描かれてきた。しかし、「大きな歴史」は、文字によって記録に残されていない「小さな歴史」によってこそ成り立っていることを私たちは忘れてしまっていると宮本はいう。第三回では、宮本常一の「無名の人」に関する聞き書き、論考から、私たちが「進歩」の名のもとに切り捨ててきた「もうひとつの日本人たち」に迫っていく。
[お試し] 宮本常一“忘れられた日本人” (4)「世間師」の思想(最終回)再生
[お試し] 宮本常一“忘れられた日本人” (4)「世間師」の思想(最終回)
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かつての日本では「世間師」を呼ばれる人たちが集落に存在し「旅」を通じて新たな刺激や知恵を集落にもたらしていく仕組みが働いていたという。その営みは、宮本自身が民俗学という学問を通じて実践しようとしていた、地域社会を豊かにしていこうという営みとも重なり合う。第四回は、「世間師」や「伝承者」と宮本が呼んだ人々が共同体にもらたらした豊かなものに迫っていくとともに、宮本が民俗学を通して何を実践したかに迫る。
[お試し] キャンベル“千の顔をもつ英雄” (1)神話の基本構造・行きて帰りし物語再生
[お試し] キャンベル“千の顔をもつ英雄” (1)神話の基本構造・行きて帰りし物語
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神話の中の英雄は何者かの召命を受け異世界への冒険の旅へと旅立つ。異世界で英雄はさまざまな試練に直面しながらも、それらを乗り越え大いなる秘宝を得る。最後に英雄は、自らが得たものを携え、さまざまな障害を振り払いながら、現実世界に帰還。その世界に豊かな実りや変化をもたらす。こうしたプロセスが私たちの人生のプロセスと見事に重なり合うという。第一回は私たちは「神話の知恵」から何を受け取ればよいかを考える。