爆走兄弟 レッツ&ゴー!! WGP
第1話 ミニ四駆新時代 めざせ世界グランプリ!
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あらすじ
スーパーグレートジャパンカップの余韻漂う中、ウィンターレースが開催され、烈や豪たちは元気爆発!その姿を、人工衛星からみている大人たち…国際ミニ四駆連盟(FIMA)の運営委員達だ。FIMAではミニ四駆の世界グランプリが計画されていたのだ。そして、土屋研究所に呼び出された烈や豪たちを待ち受けていたものとは…?
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本編
藤吉の妹チイコは、TOKICHIカップで烈とソニックの勇姿を見て一目惚れ。烈と豪が私設コースでマシンを走らせていると、気球に乗ったチイコが「烈様~!わたしの愛を受け取って~!!」と手を振っている。藤吉はチイコに、烈に迷惑だからやめろと言うが、烈とのレースに一度も勝ったことがないことを指摘されてしまう。藤吉は兄のメンツを賭けて烈に挑戦状を差し出す。コースはスピンアックス有利に作るはずだったが、なんと兄のいない間にチイコがコースを変え、異常にメルヘンチックなコースになってしまっていた!
デパート主催のレースでアメリカ帰りのブラックセイバーの走りを見る豪たち。黒沢は、「そのうち、メッタメタに切り刻んでやるぜ」と挑戦的な態度を示す。そんな中、豪たちは佐上模型店で無惨に切り刻まれたマシンを見る。子供達が訪れるところに現れては大事なマシンを切り刻んでいくという、通り魔のような仕打ちにの数々。こんなひどい事をするのはあいつしかいない!と考えた豪は、犯行の証拠を掴むため、黒沢を尾行するが…。
ピークスパイダーに傷つけられたマグナムを修理してもらうため、豪は土屋博士のもとを訪れた。博士はマシンを預かり傷口を調べるが、Jは同じ傷を大神研究所で見たという。土屋博士はビークスパイダーは大神が作ったものだと豪たちに告げる。豪たちは、黒沢にもビークスパイダーに注意するように伝えるが、マシンの破壊はアメリカでは当然と、黒沢は受け付けない。ミニ四駆のあり方に悩む烈たち。その前に再び現れたカイに呼び出されるまま、缶詰工場に着いた烈、豪、藤吉だったが…。
藤吉所有のゲームセンターでセイロクを空気の刃で切り裂き弾き飛ばすビークスパイダー。ゲームセンターのコースでそんなことをするのは許せない、と怒る藤吉だが、カイはレースに勝つためには邪魔なマシンはクラッシュさせるのが正当と主張する。藤吉はカイの挑発に対し、スピードだけの勝負でレースをすることを決意。コースのルール決定権を賭けて、レースは一週間後に行われることになり、藤吉は新マシンでの参戦に向けて動きだすのであった。
サマーレースでは車検制度が廃止されていた。つまりサマーレースにビークスパイダーが出るということだ。この決定以来、ビークスパイダー対策に余念がない豪たち。レース予選当日、予想通り大神は参戦してきた。しかも5台のプロトセイバーを引き連れて。大神はプロトセイバーを量産し、ミニ四駆界を変えようと画策していたのだった。予選のコースは埠頭の豪華客船まで続く超ロングコース。そして、グレート・ジャパン・カップ、サマーレースの決勝はその船の中で行なわれる事が判明した!!
決勝戦を迎える豪たち。大神が差し向けたビークスパイダーとプロトセイバー戦隊も決勝へと進んだ。ついに決勝戦スタート!風をきってトップを行くビークスパイダー。最後尾を走る豪のマグナム。2周目、トップグループはビークスパイダーとトライタガーX。プロトセイバー戦隊によって、10位以下のマシンはほとんどリタイア。9位まで追い上げられてきたマグナムだが、何と背後にはトップのビークスパイダーが迫ってきた!
車検制度の廃止から、過酷なレースとなったサマーレース。マグナムをかばって真っ二つになってしまったトライダガーX。土屋博士はリョウのために新マシンの開発をすることに。博士は新マシンに、かねてから採用を検討していた素材、ZMCを使う。早速走らせるリョウ、だがマシンは加速するごとに強度が下がり、砂のようにボロボロになってしまう!理由はZMCが固まらないことにあった。しかし新トライダガーの形状に耐えうる素材はZMCより他にないのだ。問題解決のため、リョウたちは土屋博士と共にZMCの開発者、岡田鉄心を訪ねる。
トライダガーを復活させるため、岡田鉄心のもとを訪れたリョウたち。彼らは見事鉄心の心を動かし、ついにトライダガーを復活させた。リョウは生まれ変わったネオトライダガーZMCを手に沖田カイに再戦を挑む。カイはリョウの挑戦を受け、レースをすることに。レース開始、序盤は併走するビークスパイダーとネオトライダガー。やがてどんどん加速していくネオトライダガーにビークスパイダーの空気の刃が襲いかかる。
週末、藤吉の別荘に遊びに来た烈と豪は、森男と澄夫という兄弟に出会い、ミニ四駆のレースを挑まれた。しかし、ビークスパイダーに憧れるという森男たちに、マシンを壊して楽しんでいるようなヤツとレースはしないと挑戦を断る。なおも挑発を続ける森男たちに我慢できなくなった、烈と豪は結局勝負を受けることにするが、レース中に降りだした雨が豪雨となり…。
烈・豪兄弟はチイコの海の別荘へ行くことになった。ミニ四駆のコースも特別に作り、鷹羽兄弟も呼んで久しぶりに一緒に走らせることに。別荘に到着した豪たちは完成した特設コースに寄ってきた地元の子供たちをレースに誘うが、マシンを盗まれたためできないという。その時、二郎丸がネオトライダガーが何者かに盗まれたと騒ぎ出した!真っ先に疑われた藤吉は豪たちに追いかけられるが、逃げ回るうちに真犯人を見つける。なんとそれは島のサルだった!
G・J・Cサマーレースという表舞台にビークスパイダーが登場して以来、ミニ四駆の流行はバトルレースに傾いていた。しかし、豪たちミニ四レーサーは正統派のレースでのスピードの追及を続けていた。一方大神博士は、新たなる破壊マシンの開発にのり出していた。それは近藤ゲンのブロッケンギガントである。大神は新マシンを使って豪たちを潰すために、ニュータウン建設現場の遊歩道におびき出しレースをさせる。
夏休みの登校日、せっかく集まったのだからと、たまみ先生の呼びかけでミニ四駆大会を開催することに。レースは学校内の七不思議が噂されるポイントを通過するコースで行われる。夕方集まった生徒の中には、烈・豪・ジュン、そして火車遊という少年の姿が。その少年は烈・豪たちに幽霊の話をすると、暗闇の中に消え、コースが出来上がる頃には、参加者はたまみ先生と烈・豪・ジュンだけになっていた。仕方なく残った者だけでレースを開始したが…。
豪たちが家でテレビを見ていると、テレビからファイターの声で、大神カップが開催と参加の募集告知が流れてきた。レース形式はバトルレース。優勝候補にブロッケンギガントの名が!土屋博士はバトルレースに反対するが、バトルレース用のパーツが売れていることで大神に返す言葉がない。烈や豪たちも、レースに出場して正統なマシンの力と走りを見せつけるべく参加を決意した。コースは二重構造のオーバルコース。そしてそれはマシンが落ちると一瞬にしてクラッシュしてしまう人工竜巻が作り出される危険なコースだった!
夏休みに、豪、烈はジュンや藤吉、まこととキャンプに行く計画を立てていた。このキャンプに、最近元気のないJも誘うことにした。しかしキャンプに行く当日、Jはレイ、ゲンから土屋博士が保管する、ZMC製造法を書いたマニュアルを盗み出すよう命令されていた。Jは昔、レイに命を救ってもらったことがあり、レイには恩があり強く断ることができない。しかし土屋博士を裏切ることはできずに、悩んでいたのだ。
子供たちがレースをしていると、いきなり金色のバトルマシンが現われた。そのマシンには不気味なドクロのマークが入っていた。金色のマシンは先行するマシンに近づき、鋭利なフロントバンパーをぶつけ、コース外に弾き飛ばすと、マシンを持ち去っていってしまった。豪の学校でもドクロマークのマシン"バンディッツ"のことが噂になっていた。どうやらこれを操っているのは6年生のようだ。豪が"バンディッツ"の英介のところに乗り込み、レースをして勝てば、取り上げたマシンを返すということで勝負をすることに…。
オータムレースに向けて常設コースでマグナムを走らせていた豪は、佐上から以前年4回ある全国大会に4連覇した人物がいると聞く。その人はなんとミニ四ファイターだった。しかし、ファイターもミニ四駆最大のレース、グレートジャパンカップ全国大会では勝てなかったという。その時、土屋博士に大神から連絡があり、岡田鉄心が作ったマシンの試作品のありかをたずねられる。そのマシンとはZMCを使用して作ったフルカウルマシン「シャイニングスコーピオン」で、大神はそのマシンを使って究極のマシンを作ろうとしていたのだ。
大神研究所では、大神がニューマシンの構想に頭を悩ませていた。新しいマシンには、絶対的な頑強さを誇る新素材、ZMCが必要だった。レイに早くマシンを作ってくれるよう急かされ、焦る大神。一方、土屋博士はミニ四駆の未来のため、海外の研究所で新マシンのプランをまとめる目的で海外行きを決めていた。そして鉄心も土屋とともに海外へ行くことに。ZMCを手に入れるため、大神は鉄心の場所を突き止めると、すでに鉄心はいなかった。だが、釜の爆発跡に大神はZMCの小片を発見し、これだけあれば十分だと喜ぶ…。
レイスティンガーにマグナムを破壊されてしまった豪。しかし、オータムレースの開催の時は刻一刻と近づいている。豪は焦りの中、自分の力でニューマグナムを作ることを決意。土屋博士のデータを見る豪。研究所にあったVプロジェクトマシンにマグナムのデータを組み込んで、マグナムの粉々になったパーツを再利用し、復元させれば、ビクトリーマグナムは復活するらしい。しかし、豪は一度機械の中に放り込んでしまったら、それは自分のマグナムではなくなってしまうように思えると反対する。
新ビクトリーマグナムの設計図をJに渡し、図面通りにマシンに仕上げていくぞと、息巻く豪。ただの落書きにしか見えない設計図に途方に暮れるJ。烈はそんなJを気の毒に思っていたが、そのデザインはコンピュータに取り込んで解析してみると、驚いたことに、とんでもないマシンになる可能性が明らかに。それを知り、すっかりデザイナー気取りの豪。Jもそんな可能性を秘めたマシンの製作に魅力を感じるが、オータムレースまであと4日と迫っていた。
驚異的なスピードでサイクロンマグナムは前走車を次々にパスしていった。抜かれたソニック、スピンコブラ、ブラックセイバーもその後を追う。サイクロンマグナムの走りの秘密はダウンフォースにあった。スピードが乗って、空気の壁を突き破ったスーパー・ダウンフォース・マシン、サイクロンマグナムはもう誰にも止められない。しかし大神は絶対的な力の前ではスピードなど何も意味もない。そのことをわからせてやれ!と言うと、レイスティンガーがセイロクに赤外線を発射させ、照射された赤い点を貫いた!