高級住宅街のとある一軒家の前にたたずむ女子高生瑞穂(石塚汐花)。彼女には誰にもいえない秘密があった。それをずっと抱えて生きてきた。その家に訳あり男女が侵入してきて鉢合わせする瑞穂。『泥棒!?』侵入してきた二人は売れない作家下村(須賀貴匡)とその担当編集小夜(佐々木春香)だった。下村と小夜は家族旅行でいないはずのこの家の娘に遭遇して驚く。しかしその娘は、この家の娘、桜ではなく友達の瑞穂だった。瑞穂は桜の代理をして家に住みついていた。桜は父親の不倫現場に偶然遭遇してから父を嫌って家にいるのを避けるため身代わりのアリバイ工作を瑞穂にさせていた。また瑞穂も家庭内の問題を抱えていたため瑞穂と桜は、お互いの悩みを知って仲良くなる。一方、下村が好きな作家ということもありその泥棒たちと次第に打ち解けていく瑞穂は、仮初の家族の雰囲気を味わいながら泥棒たちと仲良く時を過ごす。しかし、下村達には目的があった。そんな楽しい時間も束の間、家族も友情も破綻する事件が起きてしまう。誰もが一度は考えたことがある家族問題と女子高生の友情を綴ったヒューマンサスペンスドラマ。