「屍鬼」の「#17 第悼と弑魑話」をフル動画で配信中!
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画質についてあらすじ
律子は看護婦として、多くの謎の死とそれに格闘する敏夫を見つめてきた。
敏夫は何かを知っている…という予感の中電話が鳴る。
彼女に、そして敏夫にも夜が襲いかかる。
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本編
人口1300人の小さな村、外場村。何もかもが田舎くさい、清水恵はこの村が大嫌いだ。恵の関心事は、都会から引っ越してきた少年・夏野の存在と、坂の上に完成した兼正の洋館だ。その洋館から視線を感じた恵は、その姿を求め坂を上っていく。そして恵は姿を消した。
恵の死。通夜に姿を現す夏野。かおりは恵が出しそびれていた暑中見舞いを夏野に渡すが、拒否される。山入地区の連続死から続けざまに起こる数人の死。医者である敏夫は疫病の発生を予感する。
首をひねる敏夫。体調を崩した安森奈緒の血液検査の結果がおかしい。静信は夜、沙子という少女と出会う。そして、奈緒が死んだ。夏野は何かの気配に眠ることができない。
繰り返される死、夜中の引越し、うつろな視線の村人たち。不安な兆候があっても、そこから何も掴むことができず浮かんだ疑問は闇の中に消えていく。恵の気配に密かに怯える夏野。再び徹の部屋で眠る。夜がやってくる。
静信は、死者が出た家を周って不審点を洗い出す。そこで浮かんだ共通点は、かなりの人が死ぬ数日前に辞職をしていることだった。夏野は恵の暑中見舞いはがきを受け取る。一層濃くなる恵の気配。徹が死ぬ。
増え続ける死。手詰まりの敏夫は怒りをあらわにする。静信の持って来た情報にも、礼を言うどころか暴言を投げつける有様だ。夏野はある仮説を胸に秘め、ビデオや書物を調べはじめる。そして何げなくした夏野との会話から、あるキーワードに辿り着く。「起き上がり」だ。
兼正を怪しんでいるかおりと昭に出会った夏野は事件の真相をはっきりさせるため墓を暴くという作戦を二人に持ちだした。尾崎医院に運ばれた安森節子。家族は立て続けに死んでいる。真相を知るために入院をさせる敏夫。彼もまた、一つの結論に達しようとしている。
墓にシャベルを突き刺す夏野、昭、そしてかおり。シャベルの切っ先が棺桶に到達した時、彼らは思いがけない事態に遭遇する。静信は沙子が何者なのかを感じ取る。夏野を訪ねる見知らぬ子供。夜は、殺意の重みで撓んでいく。
安森節子を守るため、敏夫は彼らの襲撃を待ちうける。静信は戸惑いながらも敏夫と共に夜を過ごす。律子が夜に見たもの。外からの声に起き上がる節子。いまやはっきりと、彼らは月光にその姿を晒している。
彼らの脅威となってしまった夏野は存在を許されない。粛清の気配を感じる夏野。部屋で彼らの訪れを、息をひそめて待つ夜静かに窓を叩く者が現れる。その声は親しげで、どこか懐かしい…。
敏夫は逃げることのできない問いを、静信に投げかける。一方、起き上がりの存在を確信した祈祷師・郁美は村に広がる危機を人々に声高に訴えるが誰もが本気で取り合おうとはしない。いきり立った郁美は、桐敷の屋敷へと乗り込んでいく。
時が迫る。夏野は部屋で友の襲撃を静かに待ち続ける。見なれた影がやがて現れる。友はあの日と変わらないままだ。絶望の夜闇に切なる希望は瞬き、そして消えていく…。
かおり、昭の必死の抵抗も空しく夏野は最後の夜を迎えようとしている。敏夫は一人で戦う方法を見つけ出そうとするが結局無力な自分を痛感するだけだ。全てが綻んでいくのを、彼らは黙って見ていることしかできないのか。
妻・恭子が死んで5日。
諦めかけた敏夫の傍らで、屍が目を覚ます。
それは長く彼に連れ添った者、そして敵に対抗するための唯一の手掛かり。
彼はメスを取る。
杭を心臓に打つこと─。
恭子への残酷な実験によって、対抗策を突き止めた敏夫。
静信は彼の覚悟とその手段に背を向ける。
孤独な戦いを強いられる敏夫の前に現れた女。
自分もまた、獲物として狩られようとしている。
罪を重ねていく徹。
夏野をその牙にかけてから幾つもの夜が過ぎた。
届けられた伝令。
桐敷の屋敷に呼び出された徹に沙子はある一人の少女の物語を語りだす。
律子は看護婦として、多くの謎の死とそれに格闘する敏夫を見つめてきた。
敏夫は何かを知っている…という予感の中電話が鳴る。
彼女に、そして敏夫にも夜が襲いかかる。
千鶴にカルテの改ざんを報告する敏夫。彼はついに屍鬼の支配に下ったのだ。今宵は霜月神楽、祭囃子が鳴り響く。心浮き立たせる彼女に敏夫がひとつの提案をした時その音は惨劇の前奏曲となる。
千鶴の正体が衆目のもとに曝されついに村人たちが屍鬼狩りに立ち上がる。
狩りの陣頭指揮をとる敏夫、
対して一気に作戦を完遂させようとする沙子。
そのとき静信は何を思うのか?
尾崎医院、亡骸の傍らに残された意味深なメッセージ。
それを記したものは、まだ建物の中にいる。
敏夫と大川は階段を上がっていく。
山入では空腹と、抗いがたい欲望に震える律子、徹は自分自身の葛藤に苦しくなり、声を荒げる。