ガンバリスト!駿
第13話 トラブルだ!?男子体操部絶体絶命
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画質についてあらすじ
東の失敗はプレッシャーとなって内田にのしかかる。だが駿の「麗子先輩が見てますよ」という一言がそれを振り払わせた。鉄棒演技を開始する内田。ビビっていたのがウソのように、キレの良い技を見せる。一方、まり子の前には両親が現れ、出発の時間がきたことを告げる。
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本編
アンドレアノフの指摘した平成学園男子体操部の欠点、それはバク宙の高さが低すぎるというものだった。コーチを受けたければ25センチ高く跳べと言うアンドレアノフ。自分の選手たちに致命的な欠陥があると言われた岬コーチは、プライドを賭けて25センチの壁を超えさせようと決意する。
アンドレアノフのコーチのもと、全日本ジュニア種目別選手権に向け練習に励む駿たちのところへ、小早川が一本のビデオテープを持って現れた。そこに映っていたのは、まだデビューすらしていない西堀製薬ジュニア体操クラブの、完璧な演技を行う選手たちだった。
いよいよ全日本ジュニア種目別選手権が始まった。そこにはあの李軍団や、合宿で出会った斎藤の姿もあった。最初の種目はゆか。嘉村が渾身の演技でチャンピオン小早川を超える得点を叩き出す。しかし、李軍団の香田がそれを遥かに上回る高得点を出した。残る演技者は真田だけだ。
真田のゆかの演技が始まった。技の難度は平凡なものだが、カメラマンはその動きを追い切れないことに訝る。真田の宙返りは、李軍団の香田よりも遥かに高かったのだ。ダイナミックな真田の演技に観客の声援が集まる。調子に乗った真田は、ウケを狙って突然フィニッシュ技を変更する。
男子あん馬。李軍団・増本は高度な技を繰り出して高得点をマーク。しかし内田は強気だった。「あん馬の歴史を変えるオリジナル新技」を披露するつもりなのだ。そして内田の演技。それはあん馬の上で倒立、そのまま平行移動し、宙返りして下りるという前代未聞の技だった。
李軍団の内田イジメを知った東は、義憤に燃えてつり輪の演技に挑む。先に演技を終えた李軍団・嵯峨の得点は9.85。東は持続の困難な力技を次々に繰り出し、会場の度肝を抜く。嵯峨ですらその演技に圧倒されるが、得点は9.60。そのとき、観客席からアンドレアノフが飛び下り、審判に詰め寄った。
アンドレアノフのパフォーマンスもむなしく、東に加点は与えられなかった。採点の基準が技の難易度にあるからだった。しかし観客の東に対する大声援は、その演技が優勝した李軍団の嵯峨を超えるものだったことを示していた。釈然としない思いが燻ぶる嵯峨は、内田と駿に向けて爆発する。
紙一重のタイミングで三回宙を成功させた内田に、観客たちは万雷の拍手を送る。優勝しても観客の支持を得られない李軍団に動揺の色が浮かぶ。種目は平行棒へと移り、平成学園の演技に触発された李軍団・大池は、自分たちはもっと凄い技ができると、演技構成を変えてE難度の大技ベーレに挑む。
競技はついに最終種目、鉄棒を残すのみ。李軍団の増本寛は高何度の離し技・ゲイロードを見せ、9.70を叩き出す。コーチとして、李がアンドレアノフより優秀だと勝ち誇る李軍団。アンドレアノフが李以上のコーチであることを証明しようと、斎藤は彼から教えを受けたE難度のダブルコバチに挑む。
駿の演技が始まった。皆の見守る中、次々に素晴らしい技を決める駿。そして人々は、駿の背中に羽ばたく翼を見る。10点満点の演技。万雷の拍手。怒涛の歓声。李東生と彼の軍団は、"楽しい体操"への敗北を知る。藤巻駿の"ガンバ!"が、自ら奇跡を掴み取ったのだ。